絶望の予感
絶望の予感
今年の2月、いつもの仲間と恒例の旅をした。
当時まだ新型コロナウィルスは異国で起きている遠い存在であったが、私はその旅の間、いつもとは違う、直後に迫った漠然とした絶望の気配を感じていた。
いつもと変わらない楽しい旅のはずなのに、もうこうやって旅することも最後かもしれないと根拠のない予感がして、身近な人やものが遠くへ行ってしまう不安に駆られていた。
雪景色の白さと眩しさが視覚に冷たく寂しく刺さるように感じた。
2020.02
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今年の2月、いつもの仲間と恒例の旅をした。
当時まだ新型コロナウィルスは異国で起きている遠い存在であったが、私はその旅の間、いつもとは違う、直後に迫った漠然とした絶望の気配を感じていた。
いつもと変わらない楽しい旅のはずなのに、もうこうやって旅することも最後かもしれないと根拠のない予感がして、身近な人やものが遠くへ行ってしまう不安に駆られていた。
雪景色の白さと眩しさが視覚に冷たく寂しく刺さるように感じた。
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